ようやく「パレオマニア」読み終わりました。世界旅行の気分を味わえて面白かったです。池澤夏樹さんの文章は、臨場感と客観性があっていいですね。(家族中インフルエンザで倒れていたので、2〜3週間は中断されましたが…。)
しかし登場した美術品に対しての感想は、若干私とは視点が違って、(この腰が色っぽいなんて、男の人だからかなあなんて思ってしまいました。)面白かったです。カンボディア編では、アンコールワットの遺跡とゴーギャンなんかの影響なんかも語られるのでは?(福永さんの「ゴーギャンの世界」を思い出したりして)なんて勝手な想像をしてしまったりもしましたが、そこはやっぱりまったくパレオ(古代)ではないのでしょう、出てきませんでしたが。
あえて苦言を呈すなら、小説としては、もう少し突っ込んでほしいなあ。と言うところでしょうか。「男」であって、「私」ではないところを見るとフィクションもあると思うのですが。まあ本人もアマチュアであることが広く浅く見ることと述べていらっしゃったし。
「ハワイイ紀行」も、「完全版」に惹かれてまた買ってしまいました。
蒐集マニアの私としては、きちんとした装丁の本が好きなんですが、(ハードカヴァーで、帯まできちっとついてるようなのが大好きです。読むときは大変ですが。)文庫本しかないんでしょうかね。「もうハワイイ紀行」は出ちゃってるから単行本化しないのでしょうか。
「カイナマヒラの家」も文庫本ですごく残念なんですが。
そういえば「詩集成」の言葉にまた買ってしまいました。(こちらは書肆山田さんのきれいな装丁で須賀敦子さんとの対談も付録でついていて嬉しかったです。)もう一度読み返してやっぱりこの体言止の言葉の響きはいいなあなんて思ってしまいました。もう詩は書けないなんてことを仰っていましたが、もったいないですよね。
先月の「異国の客」で、本の装丁屋さんの話がありましたが、本革で装丁するほどマニアックでなくてもいいんですけどねえ。本を手元に集める気がない池澤さんにはどうでもいいことかもしれませんが、希望しているファンもいるんです。(私だけかな?)
すみません長くなってしまいました。インターネットのお陰で最近豊富に本が入手できるようになったので、もうどっぷり池澤夏樹の世界にハマってます。これから「アマバルの自然誌」にはいります。また感想述べにきますね。
|